スウェーデン発フライトテック Etraveli Group、日本市場に本格参入 B2B領域での成長戦略とは
-仕入れが"好条件"というところでは、オフラインの旅行会社へチケットを卸す可能性はないでしょうか。
グーブ 現時点では考えていない。あくまでもオンラインの販売プレーヤーのみ。いくつかのエアラインの仕入れを卸すというコンソリデータ的な立ち位置ではなく、バックエンドのシステム全般を担っていきたいと考えている。
ただし、当社とアマデウスのパートナーシップにおいては、例外的に当社がバーチャルインターラインや数社のエアラインコンテンツのみをアマデウスを通してエージェントに提供しようと考えている。まずはオフラインエージェントへの提供から開始する予定だ。
-既に日本市場でアプローチは開始しているのでしょうか。
赤井 すでに日本の数社のオンラインプレイヤーにアプローチしており、そのうち3~4社とは、踏み込んだ話し合いを行っている。それらは、主にホテルを販売するOTA、ホテルPMS、アクティビティOTAなど。
-日本のカントリーマネージャーとして、2025年での目標などがあればお伺いさせてください。
赤井 円安によりマクロ的なアウトバウンドの状況は厳しいが、まずは発券量を増やしたい。そのために、メタサーチのプレイヤー、Booking.com、B2Bのプレイヤーなどと緊密に連携しようと考えている。第二に、仕入れを充実させること。できるだけ多くの発券プレートを日本で取得し、航空会社からより良い仕入れを獲得することを目指している。最後に、当社のウェブサイト、カスタマーサービス、などをより日本のお客様が親しみやすいようにローカライズしていきたい。
-ありがとうございました。