国内16,000 教室、趣味とまなびのマッチングサイト「趣味なび」のインバウンド向け戦略は? ー趣味なび代表 伊東祐輔氏

  • 2024年5月20日
-「趣味なび」のインバウンド向けとして「JAPAN EXPERIENCE WONDER」を始められましたとお聞きしました。

伊東 はい、先程申し上げた先生方の活躍の場を広げるという点で、日本文化体験を提供可能な先生方が多く所属しているので、訪日外国人の方々に日本の文化体験を幅広く提供できる、と考えたのが始めた背景で、JTB BÓKUNの仕組みを利用して3月5日立ち上げに至りました。

 和食や華道、茶道などの文化体験コンテンツからもう少しライトなもの含め、今年度末までに50の体験を掲載しようと考えています。

-各旅行会社もツアーなどで日本の文化体験を提供するなかで、貴社の強みはどこにあるのでしょうか?

伊東 品質と幅広いジャンルをカバーしている点です。既に日本人向けにも教えている300ジャンルを超えるプロの先生の方から体験を受けることができますし、また、これまでの事業から当社ではレッスンの質、満足度を向上させるためのノウハウを持っていますので、訪日外国人の皆さまにも質の高い体験を提供できる点が強みです。

 提供する先生を選定する際は、当社側の審査も行っていて、過去実績やレッスンの品質、英語力なども見ています。ただ、今後はリアルタイムの翻訳サービスなどを利用して英語を話せない講師の方も掲載できるよう応援していきたいと考えています。

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-ターゲット国はどこでしょうか?

伊東 文化体験への興味関心度合と言語の問題も考慮して、先ずは英語圏の欧米国をターゲットにスタートしています。セグメントとしては、体験のバリエーションが幅広いのでファミリーやカップルなど、どなたでも楽しむことができます。

 当面は英語のみの展開を想定していますが、将来的には中国語などへの拡大も検討しております。

-販売チャネルの拡大は検討されていますでしょうか。

伊東 OTAへの繋ぎこみ含め協業先との販売を中心に考えています。オフラインの提携などサイトへ直接の流入も増やしていく予定です。

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