ハワイレポート前編【活気に包まれたワイキキ】いま訪れている日本人は?
ハレクラニと向かい合って立ち、コロナ禍の少し前、2019年10月25日にグランドオープンしたのが姉妹ホテルの「ハレプナワイキキ バイ ハレクラニ」。こちらは約1年の大規模改修工事で、ほぼ中は全面的に変わっている。広々したロビー、海を望むインフィニティプール、客室はシンプルモダンながら白、ベージュ、グレー、ブルーなどハレクラニを思わせる上品なカラー。こちらもウォシュレットが備わり、バスアメニティはスパハレクラニのものが置かれている。宿泊料金は$430.00~(税抜き)で、2023年は常に高稼働で日本人比率も半分弱まで回復しているという。(客室料金は11月時点のもの)
両ホテルとも従来から日本人に知られたホテルで、リピーターも多い。ハレクラニは、2009年から帝国ホテルと業務提携を結んでおり、帝国ホテル東京ではHPからの予約や毎年開催される「ハワイ ハレクラニ フェア」のイベントが人気だ。再開の折も、いち早く「ハワイ ハレクラニフェア2021」を帝国ホテル東京・大阪で開催し、衆目を集めていた。こうしたファンを繋いでおける機会が続いていたことは、復調に関しても寄与していると思われる。
両方ホテルの稼働状況からも、余裕のある層のハワイリピーターの日本人はかなり戻ってきているように思えた。それでは、よくマスコミを賑わす”滞在してみたら高すぎてびっくり”のハワイにはどう臨むか。次回ではただただ節約ではない、バリューのあるワイキキの旅を探ってみたい。
取材・文 小野アムスデン道子