ポーランドの古都・クラクフで歴史を感じる滞在を[PR]
歴代王の居城となった世界遺産「ヴァヴェル城」
旧市街からグロツカ通りを南下し、中世らしくクラシカルな雰囲気が美しいカノニチャ通りを過ぎると見えてくるのが歴代ポーランド王の居城・ヴァヴェル城。カジミェシュ3世が970年から建て始めたと伝わる古城は16世紀まで歴代国王の戴冠式の場であり、居城となった。何度も増改築を繰り返したため、ロマネスク・ゴシック・ルネサンス様式がまじりあった独特の景観が特徴だ。
見どころは豪華絢爛な大広間や王族の私室。貴重な美術品や国宝などのコレクションも見逃せない。中でも有名なのがブリュッセルで作られたルネサンス時代のタペストリーで、壁一面に広がるタペストリーは大迫力だ。このほか大聖堂や歴代国王が眠る地下墓所、ポーランド最大の巨大な鐘「ジグムントの鐘」もお見逃しなく。とにかく広く膨大な展示物があるため、全て見ると一日がかりになるので絞って見学することをおすすめする。
ユダヤ文化に触れられるおしゃれな街「カジミェシュ地区」
クラクフはかつてユダヤ人が多く住んでおり、カジミェシュ地区(旧ユダヤ人街)にはシナゴーグやユダヤ人墓地をはじめとしたユダヤ人の文化と伝統を感じられるスポットが残る。『シンドラーのリスト』のロケ地にもなった場所だが、現在は再開発により若者が集まるおしゃれな最先端スポットに。個性的な雑貨店も多く女性におすすめとなっている。
『シンドラーのリスト』に興味があるのなら、少し足を延ばしてヴィスワ川を渡り、シンドラーが経営していたホーロー工場跡を訪問しよう。2010年にリフォームの上「クラクフ歴史博物館」の1つとして公開されており、ナチス占領下のクラクフの様子を学ぶことができる。