地域に分け入るJAL社員たち~鹿児島県編~
鹿児島県霧島市
商工観光部観光PR課 指宿隆さん
もともと鹿児島県出身で、母方の祖父母は霧島市在住でしたのである程度は知っているつもりでしたが、実際住んでみると海から山まで多種多様な観光素材があることにあらためて気づかされました。おすすめは霧島温泉に代表される市内の各温泉と霧島神宮。あとは地元の皆さん。東京から来たJALの社員が驚いていたのですが、横断歩道手前で車が止まると小学生が帽子を取って一礼するんです。こういう礼儀正しさや方言を交えた温かい人柄は地域の特色であり、ある意味で大きな観光資源と言ってもいいと思います。
空港所在地ということもあり、航空会社への期待は大きいと感じていますが、多くの観光客の方は鹿児島空港到着後リムジンバスやレンタカーで鹿児島市内へ向かわれてしまう印象が強いです。いかにして霧島市内の観光地を周遊いただくかが課題。首都圏・関西圏等での知名度向上・PRが必須だと感じています。JALはもちろん市内に本社を置く日本エアコミューター(JAC)とも連携し、霧島市をアピールしたいと思います。秋には東京・有楽町のJALプラザを活用してイベントを開催する予定です。
霧島市では修学旅行助成金施策を展開しています。トラベルビジョンの助成金・補助金情報にも掲載しております。ぜひご活用のうえ霧島市へご送客をお願いします。
商工観光部観光PR課課長 宝徳太さん
本市は、日本で最初に国立公園に指定された霧島山をはじめとする豊かな自然、多彩な観光資源や天孫降臨等の特有の歴史・文化、安心・安全な「食」、空港や高速道路、鉄道の交通網等、多くの魅力やポテンシャルを有しています。本年2月には、霧島神宮が国宝に指定され、さらに10月6日から10日にかけては、5年に1度開催される第12回全国和牛能力共進会が開催されるなど、今後ますます観光客の皆様が来訪されることが予想されるため、周到な準備を行っているところです。
また、特産品としては、霧島茶をはじめ、鹿児島黒牛、黒豚、黒さつま鶏、黒酢等の黒シリーズがお勧めです。
霧島神宮の国宝指定や、5年に1度の全国和牛能力共進会の開催等、現在、誘客が見込める素材を積極的にPRしていますが、それ以外にも修学旅行の誘客事業、ワーケーションの実証事業、駅からの2次アクセス確保のためのシェアサイクルの導入事業、アニメキャラクターを活用した回遊事業、空港所在地という地の利を活かした産直空輸実証事業等を実施しています。観光関連産業の回復を見据え、様々なターゲットのニーズへの対応を進めています。
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