機材と設備の部門では、エミレーツ航空（EK）が2ランクアップで6年ぶり5度目の1位を獲得。前年1位だったJLは2位、2位だったNHは3位と順位を下げた。10位のデルタ航空（DL）は17年に20位、18年に12位と着実にランクアップしてきている。満足の理由では、温度設定・空調・調光の快適さではNH、JL、EKの順となり、NHがEKの倍近い評価を得たものの、EKは機内アメニティの充実度で日系2社を圧倒した。

　客室乗務員のサービスではNHが2年連続の1位。前年2位のJLと同3位のSQは順位が逆転した。機材・設備のDLと同様、ターキッシュエアラインズ（TK）が17年から19位、11位、7位と評価を高めて来ている点が目立つ。また、CXは昨年20位であったところから10位にランクアップしている。一方、空港でのサービスでは、NHとJLが同率1位。この部門では17年、18年とJLが1位、NHが2位となっていたが、今回は追いつかれたかたちとなった。