現地レポート:グアム、MICEベニューが続々開業、インスタスポットも
今年も研修旅行開催
「MICE」と「商品造成」がテーマ
16年にグアム最大のコンベンション施設オープン
アトリウムやシアターを有する「グアムミュージアム」も
近年、グアムのMICE市場で大きな注目を集めているのが、昨年に開業した「デュシタニ グアム リゾート」。同リゾートは1169平方メートルの広さと、1010名までの最大収容人数に対応する「グランドボールルーム」を有しており、今回の研修旅行でも同会場で商談会がおこなわれた。
また、グアムで最新のMICEベニューは、今春にオープンした「グアムミュージアム」。グアムミュージアムでは、グアムの歴史やチャモロ文化などの展示をおこなう「企画展」や飲食施設などがあり、 7月初旬に訪問した際は、企画展として第2次世界対戦に関する文書などをチャモロ人、米国人、日本人からの視点で展示していた。
このほか、グアムミュージアムでは最大200名が入るアトリウムやシアターも用意。シアターでプレゼンテーションをおこなった後、アトリウムでカクテルレセプションを実施するなど、MICEにも幅広く対応することが可能だ。
グアムならではのMICEアクティビティ
ビーチでのチームビルディングなど
インセンティブ旅行などでは、チームビルディングが重要な要素となるが、グアムではビーチでチームビルディングをおこなうことができる。GVBによると、人気のリゾートデスティネーションでは混雑しているためビーチでのチームビルディングが困難なところが多いものの、グアムはプライベートビーチが多くあるため対応できるという。今回の研修旅行でも、ユナイテッド航空(UA)主催の「ユナイテッド ナイト レセプション」を、デュシタニ グアム リゾートのビーチが隣接するレストラン「タシ グリル」で開催した。
ユナイテッド ナイト レセプションでは、出発空港別にチームを組み、ビーチで綱引きや「ぐるぐるバット」などを実施。各アクティビティの勝利チームにポイントを加算し、全アクティビティ終了後に最もポイントの高いチームを優勝とした。チームメンバーは、今回の研修旅行が初対面という人が多かったものの、ビーチでのアクティビティを楽しんだり、結果を喜びあったりととても盛り上がっていた。
このほか、少し変わったアクティビティを組み込みたいというグループにおすすめなのが、タモンエリアから車で約10分の場所に位置する「オーシャンジェットクラブ」。同施設では、ジェットスキーやバナナボート、パラセーリングなどのマリンアクティビティを取り扱っており、ロッカーやシャワー、更衣室も用意している。最大500名までの団体に対応が可能で、500名以上の場合は要相談としている。
同施設で最もユニークなアクティビティが「スクリーマー」だ。体験者が平らな浮袋にうつ伏せで乗り、バナナボートのようにジェットスキーで浮袋を引っ張られるもので、体験者は手の力のみで自身を支えなければならない。ジェットスキーを運転するスタッフが、体験者を海に落とそうと激しく左右に移動するため、実際に体験した人も名称の通り「絶叫」していた。これまで、様々なマリンアクティビティを体験したことのある人でも、飽きずに楽しむことができるだろう。