ツーリズムEXPO、17年はBtoB強化-15ヶ国大臣会合も

  • 2017年5月30日

▽VJTMは規模拡大、出展者は220社増へ

松山氏  9月21日から23日までは、インバウンド商談会「VISIT JAPAN Travel&MICE Mart(VJTM)2017」を開催。JNTO理事長の松山良一氏は、「過去3年はVJTMとツーリズムEXPOジャパンは『同時開催』という形を取っていたが、今年はJNTOも主催者となったことで、両イベントの参加者の交流を促進させたい」と意欲を示した。

 国内の出展者は6月1日から募集を開始。出展者数は昨年の450社から770社へと大幅に増やす。内訳は、観光関連企業や団体などの国内セラー約700社と、MICE専門セラー約30社、ピーアール企業約40社を予定。松山氏は「訪日外国人旅行者の地方誘客と消費促進に加えて、東北と九州の観光復興にしっかりと取り組むため、DMOと東北、九州のセラーを対象に優先枠を設定した」と説明した。そのほか野外アクティビティを扱う会社も「優先参加枠」の対象とし、アクティビティを扱う海外バイヤーも優先的に受け入れることで、2社のマッチングをはかるとした。

 ファムトリップについては、「レジャー」を12コース、「MICE」を4コース設置。このうち、東北と九州を訪れるコースを各2コース、計4コース用意した。商談会には34ヶ国・地域から海外バイヤーが約370社、MICE専門バイヤーが約30社、海外メディアが約20社程度参加する見込みだ。