ツーリズムEXPO、17年はBtoB強化-15ヶ国大臣会合も
▽フォーラムのテーマは「持続可能な観光」
期間中に開催するフォーラムについては、国際連合が2017年を「持続可能な観光国際年」としたことを受け、「サステイナブル・ツーリズム・ディベロップメント」をテーマに開催。このうち「グローバル観光フォーラム」では第1部の基調講演でメキシコとマレーシアの観光大臣が登壇し、第2部では15ヶ国の観光大臣や観光局長、国連世界観光機関(UNWTO)や主催3団体の代表など約20名による「観光大臣会合」をおこなう。
「アジア・ツーリズム・リーダーズ・フォーラム」では、イギリスのサリー大学文学・人文学部学部長のグレアム・ミラー氏が基調講演を実施。あわせて「持続可能な地域/コミュニティーへの貢献」など4つのテーマでパネルディスカッションをおこなう。このほか、テーマ別シンポジウムでは、海外旅行は「顧客のニーズ」、国内旅行は「DMO」、訪日旅行は「欧米豪市場からの誘客強化」をテーマに設定した。
展示会については、参加国・地域は昨年並みを予想。昨年は140ヶ国・地域から1181企業・団体が参加し、フォーラムなどを含め18万5844人が来場した。出展小間数は1500コマ超となる見通し。
海外旅行については、主催者企画としてバルト3国を特集。国内旅行はDMOの出展を強化したことにより、前年から6団体増の29のDMOが参加する。さらに、各省庁とも連携し、観光庁とは共同でエコツーリズムや酒造ツーリズムなどをアピール。環境省とは「国立公園満喫プロジェクト」のブースを、文化庁とは日本遺産のブースを出展する。このほか、旅行会社各社のブースでは、添乗員による「添乗員付き海外旅行」の魅力をアピールするという。なお、顕彰事業については昨年と同様に実施し、190件の応募をめざす(関連記事)。
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