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JTB年末年始、海外旅行者数が3年ぶりに増加、国内は減

  • 2016年12月5日

▽海外はハワイや近距離アジア、国内は道南など人気

 海外旅行の方面別では、12月21日にハワイアン航空(HA)が羽田/コナ線を就航するハワイや、韓国、台湾などの近距離のアジア、今年に日本との外交関係樹立50周年を迎えたシンガポールなどが人気を集めた。複数のテロ事件が発生し落ち込んでいたヨーロッパ方面は3.9%増の53万人と回復傾向に。特に10月に18年ぶりにイベリア航空(IB)の直行便が就航したスペインや、オーロラを楽しめる北欧が人気だった。

 ルックJTBの出発のピークは12月29日、30日となる見込み。ハワイやアジア方面は23日の出発も多く、年をまたがず年内に旅行を済ませる人も多いとの予想だ。

 国内旅行は、3月に北海道新幹線が開業してから初の年末年始となることから、函館を中心に道南が人気を集めた。出発日については31日と回答した人が21.6%と最も多かったが、首都圏発のエースJTBの予約状況では、クリスマスを含む3連休の12月23日と24日について、東京ディズニーリゾートや伊豆・箱根方面などの近場を中心に予約が増えているという。

 旅行日数は1泊2日が最も多く、3.5ポイント増の35.8%。次いで2泊3日が3.4ポイント減の27.0%、3泊4日が1.2ポイント増の17.6%となった。旅行の同行者は家族連れが0.7ポイントの71.6%と大半を占めた。そのうち、中学生までの子供連れは4.6%減の37.8%と減少した一方、母娘・三世代などは4.2%増の16.2%と増加した。