主要49社、15年3Q累計の海外旅行は9.2%減-単価は微増

  • 2016年2月25日

▽12月単月は13.6%減、計10社が前年超え

 12月単月の海外旅行の取扱額は、13.6%減の1627億1385万円となった。観光庁では円安の継続や年末年始の日並びなどの影響により、海外旅行需要全体が落ち込んだとの見方を示している。また、11月にパリで発生した同時多発テロ事件も影響していると見られる。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのは第3四半期累計と同様にJTB15社で、12.8%減の380億7569万円だった。2位はHISで15.8%減の301億3508万円、3位は阪急交通社3社で14.1%減の130億8280万円となった。

 前年からの伸び率では、ジェイアール東海ツアーズが10.5%増の1億2876万円と増加。このほか、名鉄観光サービスが8.2%増の12億782万円、ビッグホリデーが5.8%増の4億6806万円などで続き、計10社が前年を上回った。

 募集型企画旅行は取扱額が16.2%減の564億2026万円、取扱人数は12.9%減の25万7101人となり、単価は3.7%減の21万9448円だった。

 なお、国内旅行の取扱額は4.5%増の3456億6146万円、外国人旅行は63.3%増の143億1437万円となり、合計は1.0%減の5226億89673万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
15年3Q累計
15年3Q(詳細データ)
12月単月