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関空、路線増へ着陸料など負担軽減-中期戦略、LCC強化で新施設も

  • 2012年10月25日

▽空港間のアクセス改善、ターミナルビルの改装も

 アクセスの改善では、関空までの鉄道料金の低廉化や、深夜早朝時間帯の利便性向上に取り組むほか、関空/伊丹間の無料乗継リムジンバスの認知向上もはかる。旅行会社に関空と伊丹の2空港を活用した旅行商品の造成も働きかける方針で、無料乗継リムジンバスを組み込んだ旅行商品に特典を提供するキャンペーンも検討中だという。

 このほか、13年春には関空/神戸ベイ・シャトルの深夜早朝便の運航を開始する予定。これについて安藤氏は「将来的には関空、伊丹に加え、神戸についても一体化が望ましいのでは」との考えを示した。

 なお、重点プロジェクトでは収益拡大のため、関空ターミナルビルや伊丹空港ターミナルビルのリニューアルや、大阪国際空港ターミナルとの連携による商業事業収益力の強化なども実施。こうした取り組みを通し、2014年度は営業収益1505億円をめざす。