上半期の米航空業界、需要は増加傾向-旅客数1位はデルタ航空
期間中の輸送実績を会社別で見ると、総旅客数が最多となったのはデルタ航空(DL)で前年比3.2%増の5513万1000人。2位以下は、サウスウェスト航空(WN)が6.3%増の5445万4000人、アメリカン航空(AA)が0.1%増の4230万6000人、USエアウェイズ(US)が3.7%増の2629万1000人、ユナイテッド航空(UA)が6.0%減の2488万3000人、コンチネンタル航空(CO)が4.8%増の2233万8000人と続いた。UAとCOの数値を単純に合算すると1.2%減の4722万1000人となり、3位に浮上することとなる。
一方、国際線のみで見ると、首位はAAで3.9%増の1019万8000人。前年はDLが1位であったが、数を伸ばして上回った。DLは0.8%増の1015万2000人で2位となり、3位以降はCOが12.3%増の707万3000人、UAが2.6%増の533万4000人などとなった。UAとCOは国際線が大きく伸びており、2社の合計では8.0%増の1240万8000人と一気に首位に立つことになる。
なお、上半期における米国の航空会社の営業収益は、国内線が12.0%増の648億3986万米ドル、国際線が9.7%増の289億749万米ドル、合計が11.3%増の937億4734万米ドルといずれも増加。国際線の旅客数で上位に入った航空会社について国際線の営業収益を見ると、AAは13.9%増の48億7959万米ドル、DLは19.0%増の59億8613万米ドル、COは21.5%増の35億5706万米ドル、UAは13.4%増の386342万米ドルとなっている。