超難問の旅行業務取扱管理者試験は受験生に何を期待しているのか？－RT Collection 柴田真人氏寄稿

2021年12月15日

第12回目のコラムは、旅行業の登竜門でもある「旅行業務取扱管理者」の国家試験について書いてみたいと思います。私自身、教育事業の一環として、受験生とお話させて頂く機会がありますが、このコロナ禍により旅行業界から離れていく人がいる一方で、今から旅行業界を目指す大学生や社会人の受験生の姿には、とても嬉しく感じました。コラム執筆時には9月に実施された令和3年度の国内旅行業務取扱管理者試験の実施状況しか発表されていませんが、このコロナ禍でも受験者数は1万569人となり、令和2年度の1万2146人よりは若干減少...

コメント　13件

- 村田洋一
  
  株式会社ビュート
- 国家試験ですから、ある程度の難易度は必要でしょう。
  
  資格がなければ仕事ができないわけではないので、他の国家試験と比較すると要件が緩い方かと思います。
  
  国家資格の名に相応しい難易度は必要不可欠ですが、誰も手計算をしないJRの運賃や、MCT、HIPチェック、もはや知っている人の方が少ないワンウェイバックホールチェックなんていう問題を排除する方向は歓迎です。
  
  一方で、旅行業のプロとして、国家資格の有資格者として働くのであれば、旅行地理や空港の愛称や、海外の主要都市の特徴的なアクセス方法くらいは把握していて欲しいですね。
  
  これからの旅行業には、ワンランク上の知識と経験はにより、単なる棚としての機能ではなく、色々な楽しみ方を教えてくれるチェストとしての機能が求められるのだと思います。
  
  この資格が、その登竜門となることに期待しています。
- 2021/12/16 8
- MASABO0808
- 総合の合格発表が今日でしたね。
  昨年の合格率が40%おととしが29.9%　今年は25%とかなり厳しい数字ですね。
  今年の問題を見てみると海外実務・ESTA・鉄道に関してはやはり高速鉄道や主要な路線ではなく空港とのアクセス鉄道とノーマークだった人も多いと思います。
  ただ国際航空運賃は昨年登場したの運賃計算情報の読み方を冷静に解けば難易度は低く、その他旅券法・英語・時差計算でしっかり点を取れればそれなりに点は稼げるのでしょう。
  
  取ってみて思うのですがこの資格って苦労してまで取る必要があったのか...とも思います。
- 2021/12/16 7
- ooomai
- 実際に営業でＪＲ個札や団券を扱うことが間々あり
  運賃計算はネットを利用するものの
  知識の裏付けとして手計算でも同様に答えが出るように知っておくことは重要です。
  無資格or勉強経験のないスタッフを見ていると
  理解度が全く違います。
  同様に国際線の運賃計算も
  背景を知ると知らないとでは全く違います。
  
  自信をもってプロを名乗るのであれば、
  多少、え？？と思うような事例であっても
  裏付けとしての知識を持つのは悪いことではないと思います。
- 2021/12/16 6
- クーポン
- 実際の実務に必要な知識を問う問題なら難しい問題があってもいいと思いますが、オタク自慢のような問題には何の意味もないと思います。
- 2021/12/16 4
- FGHK
- 「旅行主任者の試験は業界で仕事をしてから受験すると法令・約款が現実に即して無く難しいが実務が簡単になる。学生の時に受ければ法令・約款は仕事をしてないから、覚えるだけで簡単だが、実務をやったことないから実務が難しくなる」学生時代の資格対策講師の方が仰った言葉ですが、その通りであると思います。
  
  どっかの中小企業の経営者や業界人から「JR運賃料金の手計算は時代遅れ」と言われそうですが・・・JR手計算で諸先輩方からJR個札や団券を教わった身からすれば「JR運賃料金の複雑怪奇な規則は手計算でやって初めて解る」と実感しています。JR団券はマルスで座席は5ヶ月前から予約できますが、予約表には運賃料金は表示されず、手計算で求めなければなりません。どっかの大手はシステムで計算してくれるかもしれませんが、私が所属していた中小企業にはそんなシステムがありませんでしたから、手計算です。
  
  端数切り上げを間違えたり、繁忙期・閑散期を間違えたり・・・色々ミスをして何度、頭を下げたか・・・ですが、そのおかげなのか業界から追い出された今でも計算もできますし「時刻表のピンクのページの諸規則」を読み直しても解ります。
  
  話が逸れましたが、旅行取扱主任者が何を求めたいのかは昔から言われていた事です。旅行のプロを求めている訳ではなく「管理監督者」を求めていました。
  
  今回の「通関士レベル」と「海外の空港から市内へ走る列車」はさすがにやりすぎかと思いますが、一定の知識が必要なのは否めません。この「一定の知識」をどこにするのかが迷走しているのかと思います。
  
  個人的には「国内主任者試験の空港名の愛称」は「一定の知識」になるかと思います。色々と話題に上るJR運賃の「特定都区市内」の計算はちょっとやりすぎかもしれませんね・・・問題をみましたが「金山（名古屋市内）-花園（京都市内）」だけでしたら厳しいですが、名古屋-京都の営業キロが書いてあるので、これは「201キロ未満」という基準がありますから、これは「一定の知識」になると思います。
- 2021/12/16 4