羽田国内枠、回収再配分へ基本方針案固まる、地方路線と競争促進へ

国土交通省航空局は8月23日、「羽田発着枠配分基準検討小委員会」を開催し、事務局から報告書の草案を示して委員から概ね了解を得た。小委員会は、各航空会社が持つ羽田空港の使用許可が来年に5年間の期限を迎えることから、回収や配分の方法などについて検討したもの。今後は案に対する意見や修正要望を反映しつつ報告書が取りまとめられ、それを踏まえて来夏ダイヤの就航に向けて実際に回収と再配分が実施されることとなる。報告書案では、まず基本的な考え方として新規参入を希望する航空会社への対応を要する点や、観光先進国化や地方...