地消地産で"感幸地" 山田桂一郎さん講演・阪急阪神HDセミナー(2)
翻って日本では、入込客数至上主義がはびこっていると指摘する。「単発イベントやB級グルメで一時的に入込客数を増やしても、地域にとっては稼がないと意味がありません。それも地域全体で稼ぐためには域内調達率を高めないとだめです。つまり地域内のキャッシュフローを加速させ、内需活性化を図る。その結果、地域が豊かになり住民も幸せになるのです」。さらに「私が今あちらこちらで話しているのは地産地消ではなく『地消地産』です。これは、当地でなくてはならないものを商品化し、地元が地元を支える仕組みのことです。お金と遊休資産...