富山の薬師温泉庄永閣が破産開始、負債総額12億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、富山県砺波市の薬師温泉庄永閣は2015年12月21日、富山地方裁判所高岡支部に破産申請し、24日に破産開始決定を受けた。破産管財人は越後法律事務所の越後雅俊氏で、負債総額は約11億9500万円。同社は1968年4月に創業し、富山県内の景勝地の1つである庄川峡を一望する露天風呂を備えた温泉旅館「薬師寺庄永閣」を運営していた。96年には新館を建築し、97年8月期には約5億5000万円の売上高を計上。しかしその後は国内の景気停滞により売上高が減少したほか、過去からの設備...