12年の春闘、一時金で前年超え-交渉は長期化傾向
サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(連合)によると、2012年の春闘は、多くの加盟組合で賃金カーブ維持分を確保し、一時金水準も昨年を上回った。しかし、経済不安で各企業が業績を見定めるため慎重な姿勢を示し、交渉が長期化、もしくは再協議となった組合もあった。また、一時金の年間協定が減少し、夏期のみで決着する組合が増加した。賃金改善要求について、観光・航空貨物業で6月21日現在集計できた合意36組合の加重平均は5669円(1.87%)、単純平均は5914円(2.02%)となった。純粋な賃金改善は9組合...