全日空、平成21年3月期は最終損失42億円計上−09年度経営計画で黒字化施策
全日空(NH)の平成21年3月期連結決算(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)の最終損益は前年比684億円減の42億円の赤字となった。平成20年3月期には過去最高の純利益を記録していたものの、世界的な景気後退によるビジネス需要の減退や個人消費の落ち込みなどにより、特に夏場以降の国内線、国際線の旅客便収入が前期実績を下回った。コスト削減や運航効率の向上といった施策も収入の下落をカバーするには至らなかった。ただし、航空運送事業では運賃改定や機材の小型化など需要適合を進めるとともに、旅行事業では人件...