5月3日−5日に「塩の道祭り」、長野県の白馬山麓

信州と越後を結ぶ大動脈だった千国街道を歩く「塩の道祭り」が長野県小谷村、白馬村、大町市で5月3日から5日に開かれる。今年で30回目を迎える春の人気イベントで、JR東日本は東京−南小谷間に臨時特急「塩の道祭り30周年記念号」を3日間とも走らせる。塩の道は、松本市から新潟県の糸魚川に至る約120キロメートルの千国街道の別称。中世以前から塩や麻など物資を運ぶ経済路線として重要な役割を果たしてきた。物資の輸送が鉄道や車にかわる明治20年前後まではひんぱんに人が往来していたという。往時の姿は、街道沿いに数多く...