個性が光る、ヨーロッパの古城ホテル(1)ドイツ ポツダム
山の上に建つ重厚な城、広い庭をもつ中世の貴族や騎士の館、かつての領主の邸宅。それらを改装した「古城ホテル」は、一度は泊まってみたい憧れの存在だ。古城ホテルはこれまでも人気の素材であったが、特に本物に触れたいという旅行者が増え、「泊まる」ことへのこだわりが強まっている昨今のニーズにあてはまる。今週は、各国それぞれ個性があり、お国柄が表れているヨーロッパの古城ホテルにスポットを当てる。第1回で紹介するのは、古城の数では群を抜くドイツ。ドイツは中世以降、18世紀のプロイセンの統一に至る1000年以上の間、...