人手不足倒産、上半期で過去最多214件 コスト上昇分の価格転嫁できず
帝国データバンクの調査によると、2025年度上半期(4〜9月)の人手不足倒産は214件となり、上半期として3年連続で過去最多を更新した。ドライバーや介護スタッフなどの人材確保が難航するなか、労働集約型産業を中心に倒産が相次いでいる。同調査は、負債1000万円以上の法的整理を対象に集計した結果となっており、前年同期比では51件増加した。業種別では、トラック運送業などを含む道路貨物運送業が33件と前年同期の19件から急増した。ドライバー不足が深刻化し、受注減や人件費上昇への対応が追いつかず、事業継続を断...