訪日高付加価値旅行が急成長、日本市場での存在感高まる 市場別では台湾が大きな伸び
日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年の調査によると、訪日高付加価値旅行市場における旅行者数および消費額がいずれも大幅に増加し、いずれの伸び率も世界全体の平均を上回った。調査対象となったのは、1人あたりの現地消費額が100万円以上の「高付加価値旅行」で、地方誘客や観光消費額の拡大を目指す政府にとって重要なターゲット層とされている。訪日高付加価値旅行者の消費額は、2019年の6744億円から2023年には1.0兆円に達し、50.6%の増加となった。これに対し、同年の世界全体の高付加価値旅行者に...