バンヤンツリー、日本初上陸のブランド「ギャリア」「ダーワ」を京都にグランドオープン
アジアを中心に世界15カ国以上で55ホテルを展開する独立系ホスピタリティグループ「バンヤンツリー・グループ」が2022年6月17日、京都に日本初上陸となる2つのホテルを同時にグランドオープンさせた。一つは、京都でのオープンが世界に先駆けて初の新ホテルブランド「ギャリア・二条城 京都」。もう一つの「ダーワ・悠洛 京都」では、新たなスパブランドである「8LEMENTS SPA(エレメンツ スパ)」が開設されている。6月21日に2つのホテルの開業セレモニーがおこなわれた。
最初のセレモニー会場となった「ギャリア・二条城 京都」は、世界遺産である二条城の南隣りにたたずみ、二条城ビューや美しい日本庭園ビューなど全25室のスモールラグジュアリーホテル。グランドオープンにあたって、ブランドフィロソフィーのウェルネスや瞑想を体験できる「ウェルビーイング・ルーム」を新設した。
開業セレモニーで、会長のホー・クウォンピン氏は「日本に進出するまで28年の年月を要したが、ウェルス・マネジメントグループの力も借りて、コロナの収束も見えつつある時期に京都に2施設を同時オープンできたのは大変に喜ばしい。2024年春に開業を目指している京都の東山、さらに箱根の芦ノ湖など続々とプロジェクトが進行しており今後が楽しみだ」と日本での開業への思いを語った。
今回の2施設は、リブランド開業だが、運営会社のウェルス・マネジメントグループ代表の千野和俊氏は「3年前からバンヤンツリー・グループと契約を結び、東山の開業に向けてデザインなどの研究を重ねるなか、今回開業した2施設は、バンヤンツリー・グループのフィロソフィーである『Sanctuary for the Sences』に相応しいと思えた」と語った。開業セレモニーをおこなった禅ロビーでは茶道具を壁際に並べるなど禅の精神をモチーフにしているという。
開業セレモニーには、ホテル開業関係者やメディアのほかに富裕層を中心としたトラベルコンシェルジュや旅行手配、イベント開催者なども招かれており、アフターコロナに向けて、日本におけるバンヤンツリー・グループの新たなラグジュアリーブランドを国内外にアピールしていこうという意欲が感じられた。
※「ダーワ・悠洛 京都」のセレモニーの模様は後日掲載予定。