ランデヴーアンフランス2022が3年ぶりに開催、ラグビーW杯やオリパラを軸に日本市場の需要喚起へ

  • 2022年4月26日

オクシタニー地方は2022年夏から日本市場にキャンペーンを実施予定

オクシタニー地方観光局魅力向上担当ディレクターのマルク・ファレ氏

 フランス観光開発機構の政策を受け、2023年ラグビーワールドカップ開催地の一つであるオクシタニー地方観光局ではラグビーワールドカップを軸に、日本市場に対し積極的なプロモーションをおこなうとしている。この地域は伝統的にラグビーが、いわば「国技」と言えるほどに盛んで、2023年9月から開催される大会ではトゥールーズで2試合の日本戦が組まれている。

 また、2022年7月には日本で日本代表とフランス代表の試合がおこなわれることから「2022年の夏からラグビーを通したプロモーションに着手する予定」とオクシタニー地方観光局魅力向上担当ディレクターのマルク・ファレ氏。具体的には「オクシタニーへの旅キャンペーン」として、例えばラグビーのオンラインゲームを通してオクシタニーの旅が当たるイベントなどの実施を考えているという。ファレ氏は「旅行会社には『スポーツイベントのチケット確保に強い』、『ツアー造成に強い』など特徴や強みなどがあると思うが、旅行会社のそれぞれの要望に応じて、可能な限りサポートをしたい」とも述べている。

 オクシタニー地方はこれまで近郊のヨーロッパ地域や北米、中国市場などにプライオリティを置いてきたが、「パンデミックやウクライナ危機により市場地図が変わっている。現在アジアで重点地域としているのは日本のみ。ラグビーワールドカップをきっかけとして、さらに先を見据えた良好な関係を構築していきたい」とも語っている。