シティツアーズ日比幹氏の記事最後、読者へのメッセージのところが、私としては旅行業界が今議論しないといけないところだと思っています。コメントでKnta0301さんが書かれていた「良いサービスを高く売る。 この感覚が旅行業界には根付いていません」というのが、業界を出た今となって本当にそのとおりだと思っていて、今の職務で会う方や、友人関係でも色々な業種の方と会っては仕事の話をしますが、いかに安くするかみたいな発想のビジネスは本当に減ったと思います。先週と同じようなことを書いていても面白くないのでこれ以上は書きませんが、ただのジリ貧値下げ合戦は不毛なばかりに感じます。

　今週はハワイ関連記事がいくつかランクインしていまして、JATAの視察記事の方が順位は高いのですが、まだ触れる部分があまりないので視察団の方々が帰国されてからの報告を待つとして現地レポートの方に触れたいと思います。
　やはり全体的な旅行コストが上がっていることは、消費者目線で言うと残念な話です。コロナによる影響で治安の悪化や観光地、店の閉店など観光地としての価値にダメージがあった上に価格まで上がると、行きにくいことこの上ありません。私ならコストも安いしセブにでも行っちゃいます。それでもハワイは魅力的な観光地ですし、ファンがついていますからコロナの影響さえなくなればしばらくは大丈夫かもしれませんが。一方で今の若者世代からハワイってどの程度人気があるのかは気になるところです。ハワイが一番人気なのはなんとなく昭和世代からだろうかと勝手に思っていますが、コロナで旅行が落ち着いた今、年代ごとに行きたい海外の観光地ランキングを取ってみたときにハワイはどの位置にいて、若者にはどこが人気なのか。一度業界としてデータを取ってみてほしいですね。観光庁さんお願いします。