再開に向けて旅行会社との密な関係構築を―フィンエアー名古屋支店 木下明氏

  • 2022年4月6日

復便への準備は万全
コロナ禍明けは夏のフィンランドにも注力

-名古屋線の予約状況はいかがですか。

木下 全体的には決して良くはないですが、地元の高校や大学が行事やプログラムとして語学研修を例年組んでいるので、そうした問い合わせや予約の作成依頼は例年通りあります。長い目で見てうまく回ってくれればと思っています。FITやグループツアーなどの観光に関してはまだ見えない状況です。

-需要回復を見据えて、旅行会社とはどのような取り組みをしていきたいですか。

木下 販売においては当然、旅行会社の協力は必要不可欠です。名古屋路線は今は運航していませんが、情報等があれば密に連絡を取り、運航再開後はどうしていこうかと話し合いをしています。旅行会社にはこれまで以上にご協力願えればと思っています。

-フィンランドに行くなら、夏と冬、それぞれどこがおすすめですか。

木下 冬であればオーロラは欠かせません。ロヴァニエミ、サーリセルカなど有名どころがおすすめです。夏のフィンランドは日本ではまだまだ浸透してないのですが、自然が豊かでヘルシンキの周りでも国立公園等々ありますし、自然を楽しむには北から南、どこ行ってもいいところだと思います。

 あとはサウナです。サウナに入って湖にぼんと入るのが楽しい。現在、日本ではサウナが流行っているので、着目している人もいますね。

-AYの魅力は何でしょうか。

木下 やはり我々のキャッチフレーズの「最短最速」です。10時間弱でヘルシンキまで行って、そこでひと休憩できる。地上に降りて、手足を伸ばしてリラックスした後に次のフライトに乗れる。体に優しいです。ヨーロッパ主要都市への直行便は12時間から13時間かかりますし、「時計の短針が1周以上回ると疲れる」という意見が多いので、そこは我々の魅力です。また、日本発の航空機は最新鋭機のエアバス350で運航しているので、快適な空の旅を楽しめます。

-旅行再開に向けて、今から旅行会社が商品造成の相談をしても問題ないですか。

木下 全く問題ありません。情報の提供などは積極的に行っていきます。

 コロナ禍で相当数の旅行会社が名古屋撤退、東京集約という体制になっているなか、我々もできる限りの情報提供をおこないます。旅行会社からも情報提供していただく形で相互協力しながら、復便後の需要を取り込んでいきたいと考えています。

- 最後に、パートナーである旅行会社にメッセージをお願いいたします。

木下 コロナも収束に向かってきているとはいえ予断を許さない状況ですし、ヨーロッパには非常に痛いウクライナ情勢の悪化があります。しかしながら、弊社では復便に向けて十分に準備しており、再開の際には十分なサービスを提供できると確信していますので、ぜひご利用ください。

-ありがとうございました。