地域に分け入るJAL社員たち~福井県若狭町編~
PR動画再生は14万回超え
新旧の魅力を発信して誘客拡大を目指す
客室乗務員や業務企画職など、幅広い職種の社員が各都道府県の自治体等に出向している日本航空(JAL)。シリーズ「地域に分け入るJAL社員たち」では、出向者と自治体の担当者、それぞれの目線で地域の魅力や課題、相互への期待などを語っていただくことを通して、ポストコロナに向けた地域創生を考えていく。
海産物が豊かで、古来から海と都を結ぶ地として重要な役割を担ってきた若狭だが、現在観光地としての知名度はいまひとつ。若狭町観光未来創造課では、SNSやインフルエンサーを駆使してまちの魅力発信に取り組んでいる。
福井県三方上中郡若狭町
観光未来創造課 栗本裕史さん
町民同士のつながりがとても深いなと感じました。都会に行けば行くほど人付き合いも希薄になり、隣人すらどんな人か知らないこともある現代において、役場の方たちは名前を聞くだけでどこの集落の人かもすぐに分かる。来庁する町民とも親しげに話す姿は都会ではなかなか見られない光景だと思います。
おすすめはドライブインよしだのイカ丼! イカ、山芋、大葉を使い醤油たれにうずらの卵黄。イカの歯ごたえは抜群で素材の良さが引き立っていて美味いです! 若狭町特産の梅干しも添えられています。以前から人気がありましたが、テレビ番組で紹介されてからはさらに混み合うようになり、週末ともなると他府県ナンバー車とライダーで溢れかえっています。
もう1つあります。「レインボーライン山頂公園からの景色は絶景!」山頂公園には様々な趣向を凝らしたテラスがあり、どこから見る景色も素晴らしく一見の価値ありです。
若狭町はまだまだ知られていないということです。若狭町に赴任したことを知人に伝えると「知ってる。海のきれいなとこでしょう?」「水晶浜のあるとこだっけ?」という反応が多かったのです。大きくは外れていませんが、それは隣町の観光地(海水浴場)なんです。まだまだ知名度は高くないなと感じ、情報発信に力を入れたいと思いました。
まずはSNSを活用した観光PR動画制作・発信に取り組みました。YouTuberを招聘し、秋と冬の2回に分けて、それぞれの時期を代表する食と観光情報を盛り込んで動画撮影を行いました。秋の動画は再生回数も14万回を超えました。冬の動画は3月にUP予定です。
もう1つはインフルエンサー募集事業です。ワーケーション滞在中に地域の魅力をSNSで発信してくれるインフルエンサーを募集するというものです。3名の個性溢れるインフルエンサーが若狭町の魅力を発信してくれる予定です。
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