「ソリューションビジネスのさらなる発展を」JTB山北社長が描く10年後の姿とは-新春インタビュー
デジタルとリアルのシームレスな体験を提供
順調な構造改革、2021年度は黒字化を見込む
―2022年の国内、海外、訪日の需要回復の見込みをお聞かせください。
山北 オミクロン株が出現するなど、先は不透明なままですが、国内の交流は明らかに戻ってきていると感じています。第6波があっても需要は徐々に伸びるでしょう。法人需要については、レジャーよりも少し遅れると見ていますが、全体的には2022年末には2019年並みの数字は期待できると考えています。
訪日については、当初の計画では2021年末に実証実験がおこなわれ、そこから徐々に再開するだろうと考えていましたが、現状では明らかに数ヶ月後ろ倒しになっています。海外旅行も含めた国際交流は2022年度のうちに再開し、本格的な回復は2023年度からになると見ています。
―今後、需要回復に向かうなかで人材の流失が問題となっています。JTBとしては、どのように対応していくお考えでしょうか。