10月の宿泊業の倒産は8件、累計負債総額は1387億円で前年の約2.4倍に達する-TSR調査

  • 2021年11月9日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、10月の宿泊業の倒産は8件だった。2021年の1月から10月までの累計倒産件数は78件で、前年同期の105件を下回るが、コロナ禍前の2019年通期の75件を上回った。

 10月の負債総額は85億4300万円で、静岡県の長泉ガーデンの負債75億円が総額を押し上げた。2021年の1月から10月までの累計負債総額は1387億5300万円で、前年通期の580億1200万円の約2.4倍に達した。

 原因別では販売不振が5件、形態別では破産が6件となっている。また新型コロナ関連倒産は5件で、倒産全体の6割を占めた。

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