20代社員が振り返る今週のニュース ー 若手のキモチについたコメントを見て、時代の変化を感じる
今週の人気のニュースとしては暗いニュースが目立ちました。8月の旅行業倒産が前年同月を上回った、旅行業の倒産が過去最多とかJTBが本社ビルなどを売却していたとか、HISの赤字幅が332億円に拡大とか、字面を見るだけでげんなりするようなニュースが並びます。
もうコロナでしんどいとかは書き飽きたし皆様も読み飽きたでしょうから、うだうだとは書きません。ここまで来ると今息も絶え絶えな企業を救えるのは真水の支援で、それを提言していけるのは業界団体だけだから、JATAやANTAは頑張ってください! お願いします! というだけです。
今週の弁護士に聞くは内容も面白いですし、PVなどのデータも面白くて、一度読み始めた人の殆どが最後まで読んでいて、ページの滞在時間も長く、読んだ人は面白いと思っていそうなことがわかるのですが、ものの見事にコメントがつきません。
たしかに、面白いと思ってもコメントするには勇気がいる記事です。私も見当違いになりそうで詳しく触れるのはちょっとビビります……。
幸い弊社ではまだ陽性者も濃厚接触者も出ていないため、これまでに本記事の内容が必要だったシーンはありませんが、これからは濃厚接触者が出る確率は普通に考えれば上がるでしょうし、経営者の方もスタッフの方も読んでおくのが吉ですね。
最後に少し、担当している若手のキモチに関して言い訳をさせてください。
Cさんのインタビュー記事に対して、コメントにて皆様から様々なご意見を頂戴しております。
中には手厳しいものもありますが、これは全て私の書き手としての技量不足が原因で起こったものだなと、皆様のコメントを読んで反省しておりました。Cさんは今新しく始めた業務が楽しくやりがいがあるから残っているのであって、決して考え無しで残られたわけではないのですが、その点をもっと上手く書けなかった私の責任です。
その上で、皆様のご意見を読んで「時代が変わったんだなあ」と少し嬉しく思いました。
皆様のコメントの多くに共通しているのが、「とりあえず転職してみればいい」という点です。先日、友人と話しているときに「パートナーの転職回数が多すぎて親には言えない」という話題になりました。その時は今どき転職回数なんて気にする必要なんてないでしょ、と一応は答えたわけですが、今やほとんどの方が転職に前向きなコメントをされているのを実際に見ると少しびっくりしてしまいました。どこかで「石の上にも三年、会社にも辛抱強く残ったほうがいい」「苦しい逆境のときこそ踏ん張って業界に残るべき」みたいな、昭和っぽい考えがまだまだ主流なんじゃないのという偏見が残っておりました。
他業界を見て来た人が業界に戻ることもなんとなく皆様歓迎されている感じですし、思ったより業界全体の考えは進んでいるのかもしれません。
それと、プロコメの矢追さんのコメントを読んでふと思ったのは、旅行業の延長線上にない新しい発想の何かを始めるには、旅行が大好きな人だけで集まっていると難しいのかもしれないということです。似た人同士が集まると発想も偏りますし、旅行が大好きな人からそうでもない人まで、バランスよくいることが今は旅行会社にも必要なのかもしれません。