マーケィング調査で見えるものと見えないもの―インプリージョン オダギリサトシ氏寄稿

ピンチはチャンスになるのか?

先日
とある中心市街地に行ってきました。
かつては歌に歌われるほど賑わった繁華街ですが
ご多分に漏れず昭和の雰囲気を残したまま寂れて。。。。

と思いきや!
予想外に
若い人たちの創業エネルギーにあふれていました。

コロナの自粛要請により
街に人が溢れているという訳ではないですが
古いビルを改装して新規事業をやっている各お店には
それなりにお客様が入っていて活気があり
来訪者である私も明るい気分になれる街で
また行きたいという気持ちになっています。

それにしてもこの街は
なんでこんなにも創業マインドに溢れてるんだろう?
その疑問をダイレクトに40代の経営者にぶつけました。。。。

人口のこと、市民性のこと、これまでのまちづくりの経緯などなど
いろいろ教えていただいた中で
気になったキーワードの一つが
「ここに勤めといたら終身雇用で安心!みたいな産業がない」
というニュアンスのものでした。

なるほどなぁ~
不安ってのはチャレンジのモチベーションの一つやなぁと
腹落ちしたのです。

そういう意味では
日本製鉄呉製鉄所が23年9月に閉鎖する広島県呉市から個人的に目が離せません。
直接雇用が3000人、
地域内の関連取引先や家族など含めたら
1万人以上に影響があるんじゃないでしょうか?
どえらい危機です。

広島県も呉市も事業転換の補助金を用意しているようですので
ぜひとも観光分野への参入が増えたら良いなぁと思っています。

呉市は広島市からも車で30分程度
瀬戸内の島々もあって
宿泊、アクティビティ、飲食、物販など
B2C観光やC2C観光ビジネスするにはええ街やと思うんですよね~

コロナ禍で観光分野に参入は勇気がいると思いますが
自治体にとっては
ピンチをチャンスにできる絶好の機会のような気がしています。

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