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【仕事を変える】大手旅行会社から観光局を経て転職、会社員と独立の二刀流の働き方-ToBay酒井剛士氏

―働き方について伺います。企業に勤務しながらご自身で事業もおこなっていますが、副業を認める企業も増えています。新しい働き方を実践しているとの感覚はありますか。
インタビューはオンラインで実施

酒井 旅行業界でも副業を認める会社が増えており、特別な働き方をしている実感はありません。また雇用する側にとっては働き手が複数の仕事で生活を支えるスタイルには受け入れやすい面もあります。たとえばDMOでコンサルタントを雇う場合、フルタイムで人件費を賄うのは厳しくても、足りないところだけプロの力を借りるということは理かなっていると思います。

―観光産業を目指している、あるいは実際に観光産業で働いている若者に伝えたいことはありますか。

酒井 観光産業、とりわけ旅行業は現在、厳しい状況に置かれています。しかし見方を変えれば、コロナ禍前からすでに旅行業界はFIT化の急速な進展や、航空会社、ホテルといったサプライヤーの直販志向にさらされ、FIT化への対応や店舗削減を迫れてきたわけです。コロナ禍で変化が一気に加速していくことは否めないものの、旅行業が役割の変化を求められ新しいビジネスモデルが求められていくのは、ある意味で自然な流れです。

 むしろ専門性の高いスペシャルな旅行会社には可能性が広がっているのではないでしょうか。とくに若い世代にとっては、ITなどを活用した新たな取り組みを始めるチャンスとも言えます。旅行スタイルは変化しても旅行自体は無くなりません。

―そのような道をこれから切り拓いて行くために、観光産業で働く若者は何を指針として日々の仕事に取組めばいいでしょう。

酒井 自分は何が一番好きなのかをしっかり見極めて、それに全力を注ぐことではないでしょうか。「好きこそものの上手なれ」です。私自身は旅行をすることはもちろん、旅行業務が天職だと思っていますし、これほど楽しい仕事は他にないです。他の人と比べて圧倒的に好きだと誇れるものがあれば、それは周りの人に伝わり、仕事になるはずです。幸い自分の“好き”を世にアピールする術は数多くあります。昔と違って個性を打ち出してチャンスをつかむ方法はYouTubeなどをはじめとして沢山見つけられるはずです。ぜひ、いつも周囲に関心や好奇心をもって、新しいチャンスを見つけてほしいと思います。

―本日はありがとうございました。