タイ バンコク、「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2020年12月22日

「新型コロナウイルス」の影響について、現在のバンコク及び周辺地域におけるの最新情報を以下にお知らせいたします。

■ 行政・その他機関からの発表

2020年12月19日、バンコク都の隣県にあたるサムットサコーンでのクラスター発生に際し、疾病管理局からの要請・規制は以下の通りです。

◎ サムットサコーン県 ロックダウン

2020年12月19日、バンコク都の隣県にあたるサムットサコン県のマハーチャイ市場にて新型コロナウイルスに感染した女性が見つかったことを受け、2,700人の検査を実施し、現在までに約700人の陽性者が確認されました。

陽性が確認された人の多くがマハーチャイ市場で働く労働者と見られ、労働者の移動を制限するためにサムットサコン県はロックダウンされております。

〔期間〕

 2020年12月19日~2021年1月03日(14日間)

〔規制内容〕

・22:00~翌朝05:00の時間帯は外出禁止。

・外国人はサムットサコーン県から出入境禁止。

・タイ人は移動可能だが、行先を当局へ報告義務あり。

・レストランではテイクアウトのみ営業を認める。

 なお、病院、ホテル内、及びショッピング・センター内の飲食店の営業は、引き続き可能とする。

・コンビニエンスストアも22:00~翌朝05:00の時間帯は営業禁止。

・ローカルマーケットは、6時間以内の営業は可能。6時間以上の営業は禁止。

・中央エビ市場、娯楽施設、教育機関、運動場、ムエタイ場、その他多くの人が集まる施設はクローズ。

■ バンコクの状況

バンコク都も都民に対し、人が集まる場所での密集やイベント開催の禁止、14日間は可能な限り在宅勤務を呼びかけ、感染拡大の抑止に務めております。

* 都内の生鮮市場等を対象として、積極的疫学調査を実施する。

* 参加者の多い、参加者の距離が密になるようなイベントは当面控えるようお願いしたい。

 感染の危険性が考えられる施設や活動としては、娯楽施設、ムエタイ・ジム、各種市場である。

 これら施設や活動を始めとして、物理的距離の確保やマスクの着用といった防疫措置の徹底を

 改めて呼びかけたい。

* 感染者の多くを占める外国人労働者が利用することの多い公園について、都営公園は引き続き

 営業を続けるものの、密になることを避けるようお願いしたい。

* 寺院も外国人労働者が集まる場所として知られているところ、宗教行事の自粛をお願いしたい。

* 年末年始の各種イベントの自粛を求める。

 この点、都当局関連の行事は全て中止を決定したところ、民間にも協力をお願いしたい。

* もしイベントを実施する際は、保健当局から許可を得て、防疫措置を徹底した上での実施をお願いする。

* 都内の官民全てに対し、少なくとも向こう14日間は、可能な限りの在宅勤務をお願いする。

* 都営の教育機関について、サムットサコーン県に距離的に近い区内(バンボン区、

 ノンケーム区、バーンクンティアン区)に所在する学校については14日間の休校、

 つまり2021年1月04日までの休校を決定した。

 他の都営の教育機関についても不要不急な試験等の実施を避けるよう指示済み。

■ その他

2020年12月21日朝の時点で、外出する人の数は、普段に比べて体感的に少なく感じ、ほぼ全ての人がマスクを着用しています。

商業施設でも手指消毒の励行や、入館記録アプリの利用依頼も以前より少し強化された印象があります。

以上、ご注意ください。

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社日本海外ツアーオペレーター協会