【イレギュラー運航】デルタ羽田/シアトル線84名、ジェットスターJ成田/高松線105名など
国土交通省が先週発表したイレギュラー運航報によれば、11月28日にANAウイングス(EH)の伊丹発熊本行きEH521便は、伊丹空港を離陸した直後に3つある油圧系統のうちの1つに不具合が発生したことを示すライトが点灯したため、同空港に引き返した。乗客乗員にけがはなく、EHは機材を変更したのち再運航した。
11月30日にはオリエンタルエアブリッジ(ORC)の小松発福岡行きORC47便が、飛行中に3つある油圧系統のうち1つの作動油圧が低下したことを示すライトが点灯したため、同空港に引き返した。乗客乗員にけがはなく、ORCは同便を欠航した。
また、12月1日にはジェットスター・ジャパン(GK)の成田発高松行きGK413便が、飛行中に副操縦席側の無線電話の操作スイッチに不具合が発生したことを示す計器表示があったため同空港に引き返した。乗客乗員にけがはなく、GKは機材を変更したのち再運航した。
12月2日にはデルタ航空(DL)の羽田発シアトル行きDL166便が、飛行中に右側の第2エンジンの滑油圧力が低下したことを示す計器表示があったため、同エンジンを停止させて緊急事態を宣言し、羽田空港に引き返した。乗客乗員にけがはなかった。
それぞれの詳細は以下の通り。
※イレギュラー運航:航空機のシステムの一部に不具合が発生した場合などに、乗員がマニュアルに従い措置した上で、万全を期して出発地に引き返す、目的地を変更するなどの対応をおこなった結果、予定が変更されるもの。一般的には直ちに運航の安全に影響を及ぼすような異常事態ではない。
日時 | 便名 | 出発空港 | 到着空港 | 乗客数 | 機材 |
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11月28日 | EH521便 | ITM | KMJ | 71名 | DHC-8-402 |
11月30日 | ORC47便 | KMQ | FUK | 50名 | DHC-8-402 |
12月1日 | GK413 | NRT | TAK | 105名 | A320-232 |
12月2日 | DL166 | HND | SEA | 84名 | A330-941 |