料金変動予測のattaが3億円の資金調達、ユーザー数拡大へ
航空券と宿泊施設の比較検索アプリ「atta」を提供するattaはこのほど、三菱UFJキャピタルやマイナビなど7社を引受先とする総額約3億円の第三者割当増資を実施した。ユーザー数の拡大とサービスの向上に向け、調達した資金でエンジニアの採用、日本および東南アジアでのマーケティングやピーアール活動などを強化する。出資比率などは公表していない。
同アプリは国内外の4400空港に就航する航空券や、230万軒を超える宿泊施設の比較検索が可能。あわせてビッグデータとAIを活用して需給や料金のトレンドを解析し、検索時の最安値が将来的にそれ以上安くなる確率を提示する。
attaは、スカイスキャナー日本代表などを務めた春山佳久氏が2018年3月に設立(当初の社名とサービス名はWithTravel)。昨年3月には100%子会社のシンガポール法人を設立し、7月には「atta」の提供を開始している。なお、今回の資金調達については、昨年に春山氏が本誌のインタビューに対して明らかにしていた(関連記事)。