ルフトハンザ、鉄道との接続強化-LXは駅での手荷物預け入れなど検討も
ルフトハンザ・グループは12月中旬以降、ドイツ鉄道(DB)と共同で、フランクフルト空港とケルン、デュッセルドルフ、シュトゥットガルト、アーヘン、ウルムを繋ぐルフトハンザ・エクスプレス鉄道路線を増便する。ICE(インターシティエクスプレス)への接続を追加し、鉄道とフライトの乗り継ぎをよりスムーズにできるようにするという。
12月中旬のダイヤ変更後、ケルン中央駅からフランクフルト空港へ向かうルフトハンザ・エクスプレス鉄道の便は週77本を119本に増便。デュッセルドルフへの路線ではICE列車の運行本数を105本に倍増し、シュトゥットガルトは週77本を運行。アーヘンとウルムは週42本と週49本のエクスプレス鉄道が走ることとなる。
ルフトハンザ・エクスプレス鉄道は航空券と組み合わせて予約可能で、利用するとマイルの獲得も可能。列車とフライトそれぞれで遅延が発生した場合は、、予約変更を無償で受け付ける。ビジネスクラス旅客はDBの一等車とラウンジを利用可能だ。
また、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)もこのほど、スイス連邦鉄道(SBB)との乗り継ぎサービス「Flugzug」の拡充で合意。「Airtrain」を意味するFlugzugは、現在はチューリッヒ空港とバーゼル駅、ルガーノ駅を結んでいるが、2020年中に対象路線を増やす計画という。対象都市はベルン、ルツェルン、アンデルマット、インターラーケン、ツェルマットなど。
このほか、LXとSBBは鉄道の座席予約をチケット予約プロセスに統合する計画を進めているほか、スイス国内の鉄道駅での手荷物預け入れも検討しているという。