日本旅行、9月は国内好調、航空券など増税前に大幅増

  • 2019年11月11日
 日本旅行の2019年9月の旅行取扱概況で、海外、国内、国際旅行の3部門を合計した総取扱額は7.9%増の398億1605万円となった。海外旅行が6.0%減の97億4196万円となった一方、国内旅行が12.6%増の255億7908万円と好調で、国際旅行も17.0%増の44億9069万円となった。

 海外旅行を部門別で見ると、団体旅行は一般団体が48.1%減の8億9358万円、教育旅行団体が1.3%減の5億858万円、合計が37.4%減の14億216万円と苦戦。一方、企画商品はマッハ・ベストツアーが4.8%増の23億9515万円、他社企画が16.7%増の4億2093万円、合計が6.4%増の28億1607万円と前年を上回った。

 国内旅行の2桁増を牽引したのはJR券や航空券など「個人等計」で、32.0%増の107億6309万円。JR券は32.1%増の50億8462万円、航空券も51.0%増の37億8186万円、観光施設の入場券などを集計する「観光旅行他」は5.4%増の18億9661万円となった。JR券と航空券の伸びは、増税前の駆け込み需要によるものという。

 このほか、国内団体旅行は一般団体が3.8%増の40億483万円、教育旅行団体が4.2%減の19億6225万円、合計が1.0%増の59億6708万円。企画商品は、赤い風船が2.4%増の85億3066万円、他社企画が1.0%増の3億1826万円、合計が2.3%増の88億4891万円となった。