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香港、現地は平常通り、業界からの発信強化へ優待も充実

  • 2019年9月19日

 香港ツアーオペレーター協議会(HKTC)が9月19日に東京で定例会を開催し、HKTC会長で東洋トラベル取締役COOの佐藤政博氏は冒頭、自身が同日朝まで出張で香港を訪れていたことを紹介し、「現地は(平常時と)まったく変わらない」と説明した。むしろ、中国本土からを含めて旅行者が少ないことで「街は歩きやすく、(飲食)店も静か」とメリットすらあったという。

 佐藤氏はまた、現地での業界関係者へのヒアリングの結果として、予約の入るのが早い欧米市場で今後半年以上の予約が低調である一方、日本市場は状況が改善するにつれて素早い回復が期待されているとも語った。

 定例会ではこのほか会員各社も現状を報告し、このうちキャセイパシフィック航空(CX)は、キャセイドラゴン航空(KA)の羽田早朝便が11月4日から来年3月31日まで運休となるほか、CXの関空線も下期を通して1便減となることを伝えた。ただし、日本市場向けの座席数としては大きな影響はない見込みという。

 また、需要喚起に向けては、キャセイホリデージャパンが10月から12月にかけて旅行業界向けの優待ツアーを設定する予定という。優待情報関連では、ハーバープラザホテル&リゾーツから、ザ・カオルーン・ホテルの1泊660香港ドル(約9000円)の特別プランが提供される予定であることも案内された。

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