アドベンチャー、18年度通期は売上高2.7倍、営利は3割増

  • 2019年8月18日

 航空券予約サイト「skyticket」を運営するアドベンチャーはこのほど、2019年6月期(18年7月1日~19年6月30日)の連結業績を発表した。売上高は前年比169.0%増の504億4400万円、営業利益は29.9%増の6億8400万円、税引前利益は21.0%増の6億400万円、当期利益は2.9%減の3億2800万円。親会社の所有者に帰属する当期利益は3.5%減の3億3100万円、当期包括利益合計額は90.7%増の3億2400万円だった。同社は今年度から国際財務報告基準(IFRS)を採用している。

 大幅な増収の要因はskyticketの取扱領域の拡大や、大阪市の第1種旅行業者のラド観光を子会社化したことなどによるもの。取扱高は55.3%増の1267億2700万円で、営業総利益は54.4%増の140億8600万円だった。販管費は56.4%増の133億6900万円で、うち広告費は39.6%増の86億2400万円。

 なお、今年度の通期連結業績予想については、増税や日韓問題などの影響により不確定な要素があることから、「合理的な業績予想の算定が困難」として記載していない。同社は前年度も、skyticketの成長やM&Aなどを勘案して業績予想を掲載していなかったが、第3四半期業績の発表時に、売上高のみ予想値として155.5%増の480億円を開示している。