主要49社の国内旅行、18年度3Q累計は2.1%減、訪日旅行は15.2%増
12月の国内旅行は1.0%増、訪日旅行は8.6%増
12月単月の国内旅行は1.0%増の2206億5111万円で、2ヶ月連続で前年を上回った。企業別の1位はJTB12社計で1.7%増の839億3926万円と10ヶ月ぶりに増加。2位はKNT-CTホールディングス13社計で3.7%増の227億1385万円、3位は日本旅行で1.5%増の206億3908万円だった。上位3社の順位は、以前は2位にランクインしていた楽天が5月を最後に取扱額を非公開にして以来変わっていない。
上位10位のうち8社が前年を上回り、最も伸長したのは阪急交通社3社計で10.9%増の91億3532万円だった。最も落ち込んだのは東武トップツアーズで7.9%減の80億5032万円。前年からの伸び率が最も大きかったのは旅工房で191.3%増の5567万円、2位はイオンコンパスで30.1%増の8億8238万円、3位は郵船トラベルで21.7%増の2億2906万円。国内旅行を取り扱う47社中19社が前年を上回った。
国内募集型企画旅行の取扱額は1.5%増の719億1764万円で、8ヶ月ぶりに前年を上回った。取扱人数は1.5%減の251万6570人、1人あたりの単価は3.1%増の2万8578円だった。
訪日旅行を取り扱う35社の訪日旅行取扱額の合計は8.6%増の189億587万円。企業別の1位はJTB12社計で6.2%増の69億3572万円、2位はHIS6社計で9.4%増の45億7237万円、3位は日本旅行で23.7%増の33億3176万円だった。上位10社のうち8社で前年を上回り、最も伸長したのはびゅうトラベルサービスで246.1%増の2億5281万円となった。最も落ち込んだのは東武トップツアーズで17.8%減の4億9539万円。
前年からの伸び率が最も大きかったのはフジ・トラベル・サービスで約18.8倍の260万円。2位は日立トラベルビューローが約4.5倍の314万円、3位はびゅうトラベルサービスだった。35社中前年を上回ったのは19社だった。
訪日旅行の募集型企画旅行の取扱額は17.8%減の4億2653万円で、取扱人数は13.4%減の3万5719人、1人あたりの単価は5.0%減の1万1941円だった。
なお、12月の海外旅行の取扱額は8.8%増の1661億8889万円で、総取扱額は4.4%増の4057億4587万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。