Expedia×エフネス、協業で旅行会社を支え、業界の飛躍に貢献[PR]

世界でも無二のパートナーシップ
オンライン化と協業がカギ

-2020年以降のインバウンドの動きをどのように見ていますか

ダイクス インバウンドは2020年まで確実に上昇すると思いますが、それ以降をどうしていくかという議論は足りていません。業界全体の課題としては、旅行者が増え過ぎたゴールデンルート以外のデスティネーションを開拓していくことが急務でしょう。インバウンドの増加を維持するためにはリピーターを呼び込むことが大切で、そのためにもデスティネーションの分散化は課題の一つです。

 マーケット別で見ると、アジア全体の人口は増えていて生活水準も上がっています。過去、日本への旅行は高額と捉えられていましたが、今は「旅行の民主化」ともいえる変化が起きてハードルが下がりました。対象となる市場をマーケティングして在庫をしっかり確保すれば、インバウンドは長く伸びていくのではないでしょうか。

岡田 当社はB2B事業を中心に手がけており、直接海外から来られる旅行者に訴求することはありませんが、彼らにホテルや航空券を販売している海外の旅行会社様に素材を供給することで間接的にアプローチしています。

 インバウンドの拡大で当社の業績も伸びていますが、この流れはむしろ2020年以降の方がおもしろいでしょう。オリンピックを機に日本という国を知る人が増えることは間違いなく、そこへのアプローチさえ間違えなければさらに需要を獲得していけると思います。


-インバウンド需要獲得のため、どのような取り組みをされていますか

岡田 当社はEasy REZを海外の旅行会社様向けにも稼働しています。主にアウトバウンドを扱う日本の旅行会社様に使っていただいていますが、近年のインバウンド増加で海外からの取引先も増えています。そのため、Easy REZは昨年のリニューアルで多言語機能や地図機能などを追加し、海外からのご利用が飛躍的に増えました。

ダイクス デスティネーションを分散化し、リピーターを育成するためには、宿泊施設を供給する我々も日本各地の宿泊施設と新規契約を取っていく必要があります。ホテルだけでなく、旅館や民宿、カプセルホテルとったプロパティを確保しておくことも大事になってきますね。在庫の確保による的確な供給は、リピーター増にもつながっていくと考えます。

 実際に、日本での在庫増には大きな投資をしており、近い将来、国内OTAの背中は見えてくるといえるのではないでしょうか。

岡田 確かに最近は旅行会社様から、「国内の仕入れが飛躍的に増加しており、温泉旅館やゲストハウス、カプセルホテルなども充実している」とのお声をいただいています。