隠岐諸島や由志園に2つ星 ミシュラン山陰WEB版、海外に向け魅力発信へ初公開
日本ミシュランタイヤは11月16日から、「ミシュラン・グリーンガイド山陰WEB版」(英語、フランス語)を公開した。山陰版として、鳥取・島根両県の観光地や観光施設をまとめて掲載するのは初めて。両県の観光地や観光施設で、今回、山陰版には星なしから星2つまでの合わせて24件が追加掲載され、63の観光地・施設が掲載されている。
このうち新たに2つ星と評価されたのは、いずれも島根県の隠岐諸島(隠岐郡)と「国賀海岸と摩天崖」(隠岐郡西ノ島町)、由志園(松江市)の3カ所。これにより両県の2つ星は島根県の出雲大社(出雲市)、松江(松江市)、鳥取県の鳥取砂丘(鳥取市)、三徳山三佛寺投入堂(三朝町)、足立美術館(安来市)とあわせて合計8カ所となった。
今回の山陰版の作成と公開は、海外に向けて広域観光周遊ルート「縁の道~山陰~」のアピールに力を入れてきた山陰インバウンド機構と中国運輸局が働きかけた。鳥取県から出向している同機構の森本誠人プロモーション課長は、山陰版の公開について「山陰として世界に情報を届けることができて、とても嬉しい。多くのお客さまにお越しいただきたい」と期待していた。
同日、山陰WEB版の公開を記念して、東京駅に隣接する丸の内トラストタワー1階の「BAR of TOKYO」で記念パーティーが開かれた。同パーティーには、これまで山陰インバウンド機構が世界に向けた情報発信に期待し関係を強めてきた主に東京在住の外国人50人以上が参加。
インバウンドマーケティングコンサルタントで、この分野に影響力を持つアリス・ゴーデンカーさんは、今回2つ星がついた隠岐諸島の映像をバックに「素晴らしいところです。自信を持ってお勧めできます」と会場にスピーチしていた。
情報提供:トラベルニュース社