中国東方、上海経由のニュージーランド旅行を提案、国内16空港から

  • 2017年11月21日

(左から)MU営業本部長の金潔敏氏(※潔はさんずいに吉)、TNZの飯島氏、オークランド空港のフリード氏、MUの楊氏  中国東方航空(MU)はこのほど、ニュージーランドのオークランド空港とともに旅行会社向けセミナーを開催した。冒頭の挨拶でMUマーケティング本部長の楊峰氏は「MUの強みはネットワーク。日本国内の15都市・16空港から、ハブ空港の上海浦東国際空港を経由してオークランドに行くことができる」と説明。本誌の取材に対しては「浦東/オークランド線は2014年から就航しているが、日本市場においては他の路線よりも認知度が低い。旅行商品も少ないため、改めて知っていただきたかった」と今回のセミナーの趣旨を語った。

 オークランド空港市場開発マネージャーのマーク・フルード氏は「日本からニュージーランドへの訪問者数は年間10万人を超えており、まだまだ成長の可能性がある。直行便だけでは限りがあるため、経由便も利用して来ていただきたい」と挨拶した。セミナーでは、ニュージーランド政府観光局(TNZ)市場開発担当の飯島良介氏が、北島についてはロトルアの間欠泉やワイトモの土ホタルなど、南島については星空で有名なテカポ湖や世界遺産のマウントクックなどの観光スポットを紹介した。

 MU旅客営業主任の石塚道明氏は、国内16空港からオークランドまでのコネクションと、浦東で乗り継ぐ際の日本語話者による案内サービスなどについて説明。また、上海発便は深夜の0時15分に出発するため、出発する国内空港によっては乗継時の待ち時間が長くなる場合もあるが、浦東以遠への旅行者にはミールクーポンや上海市内までのリニアモーターカー乗車券を提供していることなどをアピールした。ビジネスクラスの利用者については専用車による市内への送迎も手配する。