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長野・湯田中のホテル星川館が破産申請へ、負債8.8億円

  • 2017年9月19日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、長野県の湯田中温泉郷で旅館「ホテル星川館」を経営していたホテル星川館は、9月4日までに事業を停止し、長野地方裁判所への破産申請を弁護士に一任した。負債総額は2016年7月期決算時点で約8億7500万円。

 同社は湯田中温泉郷では老舗の温泉旅館で、客室数は53室。館内には展望露天風呂も備える。大規模な改修工事で業容の拡大をはかり、団体客を取り込んで、ピーク時の93年7月期には売上高約7億9600万円を計上した。

 しかしその後は景気の低迷を受け、2016年7月期の売上高は約2億3900万円にまで低下。過去の設備投資による負担も利益を圧迫し、17年7月期に入ってからも業況は改善しなかったため、今回の措置となった。同旅館のウェブサイトでは現在、予約受付を中止している。