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旅館ホテルで就業体験-海外の大学生が国際インターン 教育文化国際交流財団が推進(2)

  • 2017年6月19日

 旅館ホテルでの国際インターンシップ生の受け入れは現地での説明会や大学生の面談など、教育文化国際交流財団が海外の大学および大学生と日本の旅館ホテルの間をコーディネートし、インターンシップ生に対する教育、生活面などを手厚くサポートする。具体的には次の通り。

教育プログラムも充実 社内活性化や情報発信など導入メリット

【実習期間】 国際インターンシップは有償型のインターンシップなので、在留資格は「特定活動」となり、6カ月間または1年間が実習期間になる。

 【業務内容(実習)】 フロントサービス業務▽客室サービス業務▽レストランサービス業務▽宴会サービス業務▽仲居接客業務▽営業企画補助業務▽調理補助業務など。旅館ホテルの業務を広くカバーする。

 【教育プログラム】 財団が提供するプログラムは(1)事前教育(メディア学習)=インターンシップについて理解する。旅館ホテルの業務紹介(2)入国後の初期教育(3日/集合研修)=接遇マナー。サービス日本語(3)実習=旅館ホテルの業務実習のほか、日本観光学入門講座(メディア学習)(4)修了式-など。

 また、インターンシップ生の生活サポートとして、地域メンター(相談員)を置き直接訪問を行うほか、ICT機器を活用した迅速なコミュニケーションにより早期の問題解決をサポートする。

 【旅館ホテルの受入体制】 旅館ホテル側は「外国人大学生に対する教育・人材育成活動」が国際インターンシップである理解を前提に、旅館ホテル内における実施体制を整備する。通常のアルバイトとは異なる認識を共有することが大切。

 同時に、在留資格許可申請など受入までの必要経費、滞在補助費(月間160-184時間に伴う費用)や追加研修補助費(月の基本研修時間を超えた場合)などの経費負担が必要になる。往復航空運賃や各種保険、教材費などは大学生および財団が負担する。詳細については問い合わせが必要。

 【国際インターンシップ導入のメリット】 インターンシップ生に対応することで自らの旅館ホテルの目標や業務の意義を振り返るため社内活性化や企業イメージの向上などにつながる。就職につながる優秀な学生との出会い、海外との接点および情報発信などにもつながる-としている。

 海外の大学生をインターンシップ生として受け入れることにより、ある意味、外国人観光客誘致のマーケティングにもつながる人材を得ることになると言える。

 なお、同財団は今年度から日本旅館協会の賛助会員に登録している。

 →旅館ホテルで就業体験-海外の大学生が国際インターン 教育文化国際交流財団が推進(3)に続く


(17/06/19)


情報提供:トラベルニュース社