宿の労働環境を改善 全旅連JKK、新会長に松崎さん(ふもと旅館)選出
全旅連女性経営者の会(JKK、岡本尚子会長=大阪府・不死王閣)はこのほど、神戸市中央区のほてるISAGO神戸で2017年度総会を開き、事業計画・予算などを承認した。
総会で新会長に選出された松崎久美子さん(熊本県・ふもと旅館)は、今年度から新たに「宿の労働環境改善委員会」を設置したことやインバウンド、交流、研修、広報IT、総務・財務の6つの委員会で積極的な事業に取り組むことを発表。会の運営に関して「楽しい会になるよう盛り上げたい」と抱負を語り、協力を求めた。
今期で会長の任を離れた岡本会長は「今日の総会には45人が参加し、これまでで最も多い参加者になった」と話し「2年の活動は皆さんの協力があってのこと」と謝辞を述べた。
全旅連の北原茂樹会長は、インバウンドの取り組みや民泊の問題について触れたあと「JKKの皆さんの現場の声を伝えてほしい」と話した。
青年部の桑田雅之部長は「マスコミなどでアピールしている法律事務所は次の段階で企業の就業規則に踏み込んでくる。訴えられない就業規則であるかを確認する必要がある」と語り、JKKと青年部が一緒になって業界の諸問題に取り組みたいと呼びかけた。
(17/06/16)
情報提供:トラベルニュース社