日本航空、10月の国際線旅客は1.2%減、利用率は0.3ポイント減
日本航空(JL)の2016年10月の運航実績で、国際線旅客数は1.2%減の68万4044人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.1%減だったのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が0.5%減となった結果、利用率は0.3ポイント減の80.6%となった。
方面別旅客数は「中国」が9.1%増の10万3638人、「米大陸」が6.2%増の10万2839人とともに増加したものの、その他はいずれも減少。最も旅客数が多かった「東南アジア」は6.3%減の26万3855人だった。減少幅が最も大きかったのは「ハワイ・グアム」で10.1%減の9万8199人に。次いで「韓国」が7.3%減の5万3111人、「東南アジア」が6.3%減、「欧州」が4.8%減の5万8707人となった。
利用率が最も高かった方面は「ハワイ・グアム」で2.0ポイント減の87.7%。以下は「オセアニア」が3.9ポイント減の83.0%、「韓国」が0.8ポイント減の82.7%、「欧州」が2.6ポイント減の81.2%、「米大陸」が2.3ポイント減の80.0%、「東南アジア」が2.5ポイント減の77.6%と続いた。「中国」は7割を切ったものの唯一前年を上回り、1.3ポイント増の64.1%となった。