米ルイジアナ州で48回目のIPW、FAMでは郊外の魅力を訴求

訪米旅行促進に向けた商談会
今年は6500名が参加

IPWの商談会会場のエントランス  米国のルイジアナ州ニューオリンズで6月20日から23日まで、USトラベル・アソシエーション(USTA)が主催する「IPW(インターナショナルパウワウ)」が開催された。IPWは訪米旅行促進のための商談会で、今回が48回目の開催。ニューオリンズでの開催は14年ぶりとなる。今年は世界73ヶ国からバイヤーやサプライヤーなどが6000名以上、メディアが約500名参加。日本からは約80名が出席した。


1.5万件以上の商談を実施
経済効果は17億米ドルに

昼食会でおこなわれたミュージカルショー  USTAによると、今回のIPWにおいてサプライヤーとバイヤーの間でおこなわれた商談の数は1万5000件以上。今後3年間に同州の最大都市のニューオリンズにもたらす経済効果の総額は17億米ドルとなる予想で、海外からの訪問者数の増加は100万人を見込むという。

 IPWでは商談会のほか、米国の企業がスポンサーを務める昼食会も実施。ブロードウェイミュージカルのチケット販売などをおこなうブロードウェイ・インバウンド社とニューヨーク市観光局による昼食会では、ダイジェスト版のミュージカルショーもおこなわれた。

前夜祭の様子。ダンサーによるパフォーマンスやジャズのライブ演奏なども披露された  また、開幕前夜にはニューオリンズ観光局とブランドUSAがスポンサーを務めた前夜祭「Carnival Around the World」を、7万人以上の収容が可能なメルセデス・ベンツ・スーパードームで開催。地元の有名な飲食店が料理などを振る舞ったほか、ニューオリンズの有名な謝肉祭「マルディグラ」をイメージしたパレードもおこない、各国の代表者がフロートの上からビーズの首飾りなどを投げて盛り上がった。