外務省、米国のジカ熱発生でフロリダの一部に注意喚起

  • 2016年8月2日

 外務省は8月2日、米国のフロリダ州政府が1日までに、中南米などの流行地域への渡航歴がないジカウイルス感染者を14人確認したことを受け、注意喚起のためのスポット情報を発出した。米国本土についてジカ熱関連の注意喚起を発出したのは今回が初めて。現時点では報告がフロリダ州内の一部に限定されていることや、「米国への渡航者全体へのインパクト」などを踏まえて、これまでのように国や地域の全土に対して注意喚起を発出するのではなく、スポット情報の提供にとどめた。

 同州は7月以前にも、州内でジカウイルス感染者を複数確認。しかしいずれも中南米などの流行地域で感染し、帰国後に発症した輸入症例だった。

枠線内がジカウイルス感染者の発生地域(出典:在マイアミ日本国総領事館)  調査を継続しているフロリダ州保健局によれば、現時点で感染者の発生が確認されているのは、マイアミ市北部の限られた区画のみ。在マイアミ日本国総領事館はウェブサイト上で発生地域を地図で示し、「NW 5th Avenue、US1、NW/NE 38th Street、NW/NE 20th Streetで囲まれる地域」と説明している。

 外務省は今回のスポット情報で、妊娠中にジカウイルスに感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れる可能性があることなどを改めて説明。その上で「特に妊娠中または妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要」と強調し、在マイアミ総領事館などから最新情報を入手するとともに、蚊に刺されないための対策をとるよう呼びかけている。